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トライアングル・ラブ

第26章 距離



最後のタピオカを綺麗に啜り取り、私は近くにあったゴミ箱に空っぽになった容器を捨てた。


相変わらず言い合いを続けている山ちゃんと裕也。


「私、先に行っちゃうからね!」


いい加減長すぎ!

私は裕也にそう言い捨て、裕也と山ちゃんに背中を向けた。


全く。
私と来たこと忘れてんじゃん!

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