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トライアングル・ラブ

第26章 距離



私は角を右に曲がり、階段を上った。


すると後ろからバタバタ足音が聞こえた。


「待てよ姫奈!」


裕也の声がしたと思ったらあっという間に私の右隣にやってきた。


「置いてくなよ。」

「山ちゃんとじゃれてたからお邪魔かなぁって思いまして。」


私は“ふん”と左に顔を向けた。

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