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トライアングル・ラブ

第29章 変えられぬもの



「これで俺も一緒に焼き肉だぁー!」


梅ちんは近くにいたクラスメートと肩を組み、クルクル回り出した。


理由はともあれ、皆が喜んでくれてスゴく嬉しい。

1位取れて本当に良かった…。


「姫奈、ちょっと…。」


私は服の袖を後ろからツンツンと引っ張られた。

ちょっと首を後ろに回すと、裕也だった。


「ん?」


私は首を傾げて聞くと、裕也は教室のドアを指指した。

“外に来て”と言っているようだったので、私は裕也と盛り上がる教室から出た。

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