テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「ママぁ、アイス欲しいー!」


私たちの前を、胸元に大きな苺の形のネックレスをした小さな女の子が横切り、お母さんにアイスを指指してねだった。


「さっきもアイス食べたじゃない…。」


お母さんは呆れながらも、列に並ぶ。


子供は無邪気で、素直で、元気で…ホントに可愛いなぁ…。

あんな太陽みたいな笑顔でおねだりされたら、買わないわけないよね。


「可愛い~…。」


私は頬を緩ませながら子供を見て言った。


「…そうかぁ?」


裕也が苦笑しながら返す。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ