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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「なんで?!可愛いじゃん!」


裕也は子供嫌いなの?

私は訴えるように裕也の目を強く見た。


「あー…はいはい。可愛い可愛い。お前らしいよ。」


裕也が“降参しました”のように両手の手の平を私に見せた。

そして、辺りをキョロキョロ見渡し、立ち上がった。


「ここで待ってろよ。」


そう言い残し、裕也は再びベンチから離れていった。


え?
今度はどこに何しに行ったの?

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