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トライアングル・ラブ

第5章 手紙


私は何故かとっさに封筒を背中に隠した。


「ふーん。」

裕也は興味なさそうに自分のロッカーを開けた。
裕也も私と同じくめんどくさがり屋なので、ロッカーに鍵を付けていない。


私は時計を見た。
1時間目開始にはまだ時間ある。
移動する時間があるのも確認した。


青い封筒を片手に、トイレに向かった。


トイレに入ると誰もいなかった。
誰も来なさそうなので、個室に入ることなく、手洗い場所に寄り掛かった。

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