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トライアングル・ラブ

第5章 手紙


たくさんの教科書とロッカーの天井の間に、青い封筒が置いてあった。


私はその青い封筒を手に取り、裏表を見た。

何も書かれていない。

封筒の開けるところにはノリできっちり貼られていた。


「なんだそれ?」

「わ!ビックリした。」


いつの間にか私の左側には裕也がいた。

裕也のロッカーは私の隣。
名前順なのだ。


「封筒?手紙?」

「あ、いや別に大したものじゃないよ!」

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