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トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



「ホントに夢みたい!あ、ねぇねぇ…。」

「なに~?」


私はたまに疑問に思っていたことを沙織に聞こうと思った。


「沙織は好きな人いないの?」


私が聞きたかったことを聞くと、電話の向こう側は静かになった。


…あれ。
やっぱり聞いちゃマズかったかな?


「さ、沙織…?」


私が尋ねても返答はない。

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