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トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



こうして最後はいつもの感じで電話を切った。

いや、いつもの感じではなかったかもしれない。

“いつもの感じ”と思いたかっただけかもしれない。


明日、山ちゃんに会うことも話したかったんだけどな…。

また明日でもいっか…。


裕也と付き合えた嬉しさももちろんあるが、もしかしたらそれ以上に沙織のことで心が複雑な気持ちでいっぱいかもしれない。


…やっぱり聞かない方が良かったのかな?

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