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トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



そしてオルゴール音が鳴り響いたので、急いでケータイをチェックした。


〈ん。〉


…はい?
え?
それだけ?!

私はケータイに向かって何回も瞬きをしてしまう。


ヤキモチの“ヤ”の字もなかった。

心のどこかで“行って欲しくない”って言葉が来るのを期待していた自分を恥じた。


あー!
なんか色々モヤモヤするー!

私はウサギのぬいぐるみを再び抱き締め、無理矢理眠りについた。

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