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トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



「…なんか元気なくね?」


山ちゃんはどうしてすぐ気がつくんだろう。


「…別に?元気元気!」


裕也の彼女になれたから、気分は絶好調…のはずなのに…なんでこんなにも気分がノらないんだろう。


「…あのさ。」

「なに?」


山ちゃんが口を開いた。

夏の暖かい風が私と山ちゃんの髪を靡かす。

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