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トライアングル・ラブ

第31章 複雑な祝福



「…いや、俺は姫奈の話のあとで良いから…俺の言う通りってどういうことだ?」


山ちゃんの返答に、唾を“ゴクッ”と呑んだ。


山ちゃんは裕也の親友。
でもそれと同時に、私の大切な男友達。
男友達の中では山ちゃんが一番。

裕也からじゃなくて、私から伝えても良いじゃない。


何を迷っていたんだろう。


「…あのね、私…昨日、裕也と付き合うことになったの…。」

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