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トライアングル・ラブ

第32章 溝



「…付き合って…るよ?」


私はゆっくり微笑んだ。


「…お前は、それで幸せなのか?恋人になっても何も変わらないのが幸せなのか?」


山ちゃんの言葉が胸に突き刺さる。
幸せ…。
私は、裕也の彼女になれて幸せ…だよ?


「裕也が…すぐに変わるとは思ってないし…別に良いの。」


私は笑顔を絶やさない。
泣いちゃダメ。
泣いたら、ダメ。

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