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「お前は恋が叶った立場。山Ｐは恋が叶うか不安な立場。親友のお前は、山Ｐにこれからどうするべきだと言う？」


その質問を裕也にする梅ちんの頭をチョップしたい気持ちに駆られる。


あー…もうっ！
早く授業終わって…！


「…別に言うことないっすね。」


裕也の恐ろしいほど低い声。

私は思わず裕也を視界に入れた。


「…俺は、“好きな子”の幸せを自分で壊そうとするソイツの神経が分からないんで。」


裕也はゆっくりと山ちゃんを睨み付けた。
私が“チラッ”と山ちゃんを見ると、山ちゃんも負けじと睨み返していた。