トライアングル・ラブ
第33章 乱れ出す歯車
「よしよし。お前の言いたいことは分かった。確かに、幸せかどうかは本人が決めることだ。それを見極めるのが難しいよな。」
梅ちんが笑顔でその場を和らげる。
「まぁ、今の青春は今だけだ。後悔だけはしないようにするんだ。時計の針は、決して戻らないからな。」
時計の針は決して戻らない…かぁ…。
梅ちんにしては良いこと言うなぁ。
「なんか、恋の相談会になっちまったな!たまにはこういうのも良いな!」
全っ然良くないです!
第三者なら絶対面白いよ。
でも当事者は、いてもたってもいられない状態。
裕也と山ちゃんの張り詰めた空気。
これから…どうなっちゃうの…?!