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トライアングル・ラブ

第34章 迷路



「ったく~、遅いよ、山P!」

「…っ?!…ゲホッ…。」


や、山ちゃん…?!

私はまたドーナツを食べていて蒸せた。
急いで紅茶を飲み、喉の道を通りやすくする。


「いや、来て良いのかためらってた…。」


沙織が手招きをし、沙織の左隣に山ちゃんが座った。


え、座るの?!
って、沙織呼んだの?!
なんで…?!

私は疑問で頭がいっぱいだったが、山ちゃんの顔は見ることができない。

紅茶を見つめたり、周りを見渡したり。
お客さんは気づけば私たちだけになっていた。

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