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トライアングル・ラブ

第34章 迷路



私は、山ちゃんに視線を返した。

そして、山ちゃんの口がゆっくりと開きかけた…その時。


オルゴールが鳴り響いた。


「…あ…。」


私のケータイだ。

…裕也からのメールの受信音…。

私は複雑な気持ちを胸に、バックからケータイを取り出した。


震える手の中で映し出される〈Eメール受信中 From裕也〉という文字。

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