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トライアングル・ラブ

第35章 涙のキス



「…お前みたいな天然のバカを好きになるヤツは相当な物好きだな。」

「…だよね…。」


私なんかのどこが良いんだろう。

バカで。
優柔不断で。
泣き虫で。

良いところなんか何もないのに。


「ま、俺も物好きだけど。」

「…へ…?」


大好きな裕也との電話なのに、テンションが急降下中の私。

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