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トライアングル・ラブ

第35章 涙のキス



「ん。林檎ジュースしかなかった。」

「林檎好き!ありがとう!」


私は、裕也が持ってきた林檎ジュースの入ったカップを受け取った。

ひんやりとした感触が手に伝わってくる。


「なんか見るか。」


裕也が私の隣に座り、テレビのリモコンでテレビを付けた。


バラエティーの再放送のようだ。

無言で2人で見入っていると、笑えるところでも裕也は無表情。

無表情な裕也とは裏腹に私は大爆笑。

そんな時間がしばらく続いた。

何故裕也は笑わないんだろう。
つまらないのかな…。

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