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トライアングル・ラブ

第35章 涙のキス



角度をちょいちょい変えてくる裕也についていくのが精一杯な私。


く…苦しい。
キスってやっぱり息止めるものなんだ…。


「…ハァ…ッン…。」


唇が一瞬離れるときに急いで息をする。


あ、なんかふわふわしてきた。
幸せだからかな?


すると、裕也がゆっくりと唇を離した。


「…俺の気持ち、感じたか?」


微笑みながら言う裕也は色っぽくて、かっこよくて。


「…感じた…!」


私は“ニヘッ”と頬を緩ませた。

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