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トライアングル・ラブ

第36章 求めた光



「…姫奈、一瞬だけ手握っても良い?」


「…え?!」


移動しているとき、ふいに山ちゃんが問いかけてきた。


手握るって…握手的な?


「…別に、握るくらい良いけど…。」


私は山ちゃんに握手をするときのように手を差し出した。


山ちゃんを見ると、照れ笑いをしていた。


不覚にもそんな山ちゃんを可愛いと思った。


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