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トライアングル・ラブ

第36章 求めた光



私と山ちゃんはしばらくの間、静かに見つめあった。


すると、図書室にいたクラスメートが、席を立ち、図書室の外へと出ていった。


それに続いて、皆外に出るのを我慢していたのか、ガヤガヤとグループに分かれながら、次々と外に出ていってしまった。



最終的に、図書室には私と山ちゃん、図書室係のおばちゃんしかいなくなってしまった。


「…ふわぁ。」


私は山ちゃんから視線を反らし、あくびをした。

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