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トライアングル・ラブ

第37章 見つけた答え



「…裕也、山ちゃん、ゴメンなさい…っ。」


私は手で拭えないほど大量の涙を流しながら、呟いた。


図書室には私の啜り声だけが響く。


私は、この2人にふさわしくない…。

この2人は、私なんかよりもっと一途で、良い子と付き合うべきだ。



「…裕也…、別れ…よう…っ。」


2人が目を見開いた状態で私を見つめる。



私は、裕也と付き合えない。
裕也と付き合ってはいけない。


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