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トライアングル・ラブ

第7章 温もり



…裕也。
裕也はこんな女の子やだよね。

先輩に汚された私の身体なんか好きになんかなってくれるはずがない。

先輩の唇がギリギリになるまで私は裕也のことで頭がいっぱいだった。


山ちゃんも沙織も、いい加減私のこと呆れちゃうかな。


ドラマだったら、ヒーローが助けに…


その時、いきなり教室のドアが勢いよく開く音がした。


「姫奈?!姫奈!」


私の名前を呼びながら、走ってくる人が。

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