テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第7章 温もり



先輩もビックリしたのか、私の両腕を掴んだまま、走ってくる人のほうを向いた。


薄暗くて誰だか見えない。


「姫奈!」


でもね、声だけで誰か分かるよ。


…だって、私の大好きな人だもん。


「ゆ…うや…。」


私の顔は涙でグチャグチャだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ