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トライアングル・ラブ

第7章 温もり



山ちゃんを見ると机に座りこんでいた。

先輩との取っ組み合いは終わったようだった。


泣き止んだ私は、急いで立ち上がった。


「さお…」


名前を言おうとした瞬間、ほっぺに衝撃が走った。


沙織に平手打ちされたのだ。


その行動が、沙織がどれだけ私を心配してくれていたかが伝わり、また私は涙が溢れた。

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