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「 Te amo。」

第2章 私と彼。

バシッ。


無言で手を抑えながら痛みに耐える黒澤くん。


それを無視して私に笑いかける蒼。


「あ、蒼? こ、このクッキーどうしたの??(汗)」

「先輩に渡そうと思って♫ 柚子にも食べて欲しくてさっ」

「嬉しいっありがと♫ 先輩喜んでくれるといいねっ」

「うん////」
そう言って照れ笑いする蒼は本当に可愛い。


キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴って蒼は「じゃあまた後でね!」と言って慌てて廊下側の席まで戻る。

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