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賄賂は君の身体で

第6章 強制収監です!!

「身体を…温めましょう。」



そう言って小柴は万里の頬を撫で、おでこにキスを落とすと、小柴は無抵抗の万里を見つめた。



「好きです。」



そう優しく微笑んだ小柴は、万里の荷物と手を取って温室を出た。

サラッとスマートに告白され、万里はかなり動揺した。


私もですって…言えば良いの?!
いや、そういう意味だとは…


万里が素直に受け入れられないでいるのは、両思いに慣れていないせい。
…だけでは無い。

好きな女の子に、雪の降る季節に冷水をかけまくる男がいるとは思えなかったから。

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