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賄賂は君の身体で

第7章 展開早過ぎです!!

万里の視線に合わせるように、小柴は膝をつけてソファーに頬杖を着いた。

その行動に身構える万里の髪を手に取った。



「これで…公私ともに、私のものですね?」



そう笑う小柴に、絶句した万里の頭を引き寄せて抱きしめた。



「これからは…会長…じゃなく、丞(じょう)と呼んでもらえますか?…奥田万里さん?」



笑顔が怖いと思うのは、公私ともに自分が小柴のものになったと…自覚があるからだ。



「…恋人…ですか?」


「する事もしましたし、気持ちも通じてますよね?…恋人以外のなんでしょうか?」



質問に質問をぶつけられ…完全に誘導された。

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