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賄賂は君の身体で

第1章 事件です!!

「…はい?!」


「君の頭の中の事を聞いているんだよ。」



万里の返事に林道はさらっと毒を吐いた。万里は林道のその言葉に口をぱっくりとあけた。

開いた口が塞がらない。
これを今、万里はマスターした。


先輩だけど…
生徒会の副会長だけど…
頭が良くて、背も高くて、顔もイイけど…



「すっごい性格悪い。」


「ははっ。君すごいね、その言葉面と向かって行って来たのは君が初めてだよ。」



やっぱり笑っても…目が座ってる!!
怖いぃ!!


言い放った万里は、林道のその視線に殺意を感じていた。
勿論、林道は殺意は持っていないものの、初めて言われた言葉に苛立ちを隠せなかったのだ。

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