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賄賂は君の身体で

第1章 事件です!!

マジで感じ悪過ぎ!!

心の中で毒を吐いていると、直ぐに生徒会室に着いた。
Jと言われる生徒会長・小柴丞との交渉…。


万里は余りにもすんなり行き過ぎて、何だか怖い気もしていて、ブルっと身震いをさせた。


この後あたりに何かが起きるんじゃ…。
だからと言って、今更別の方法なんてないし、悪いけどこのまま部長には餌になってもらおう!!

園芸部の肥料だ!!
上手い!!


一人でそう思って笑った万里はブツブツと独り言を言っていたのだ。そんな万里に不審人物を見るかの様な冷たい視線を送りながら林道は言った。


「…大丈夫か?」


ふと見上げるた万里は、上から見下ろしていた林道のその視線に、不快感たっぷりで睨んだ。

自分がしていた事は無意識だったので、ブツブツと呪文を唱えていた事など考えもしていない。

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