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賄賂は君の身体で

第1章 事件です!!

「部長?!…温室、寒くないですか?!」


「実はね…。」


部長はそう言って上を指差す先は天窓。万里も視線をそっちに向ける。

開いてる…じゃ、閉めたら?!

単純にそう思ってしまった。が、勿論そんなことで済まない自体になっていたのだ。



「ごごごごごめんなさいっ!!」



万里の同級生の河村さんがいきなり直角に頭を下げて来た。
いきなり叫ぶ様に謝られた万里は、驚きの余り身体を硬直させ、河原に視線を移した。



「え?何?!」


「ワイヤー切れてしまったんです。もう古いですからねぇ。」


「はぁ。じゃ修理頼むしかないんですね?」



平然と笑って言う部長に、万里は呆れて返事を返す。

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