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賄賂は君の身体で

第3章 悪魔の契約です!!

「…うん。」


河原も少々不安があったのだろう。
部長の言葉に頬を赤らめて返事をすると、部長は河原を抱き寄せ、河原もそれに身を委ねていた。


はい始まった!!
二人の愛の世界。

地味な部活で地味な二人なのに、愛の世界は見てるこっちが恥ずかしくなる!!



「…あぁ、案外大胆なんですね?」



ドアの前に立つのは小柴で、見据えた様に頷いていた。万里は慌てて開きっぱなしだったドアを閉めつつ、会長を押して温室を出た。

動揺しないはずがない。
完全な『弱味』になるのだ。



「ど、どうしたんですか?」


「一応見に来たんです。工事の日取りまで持ちこたえられるのか。植物が枯れては意味がなくなってしまいますからね?私達の契約も。」

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