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賄賂は君の身体で

第1章 事件です!!

おいおいおいおい!!
彼女のやらかした事を笑って済ませる気か?!

ここにある南国フルーツちゃん達をどうするんだよ!!

この寒い中放置したら今年は実をつけないよ?!
最悪、枯れるよ?!

私の楽しみを奪う気か!!
バカップルめ!!


そう次から次へと出てくる罵声を浴びせたいのを我慢しながら、ひくひくと頬を引き攣らせる万里は丁寧に言った。


「じゃ、どうするんですか?」


「うん、それで相談なんだよ。」


「生徒会からどう予算をもらうかですよね?」


よく、他部活の不祥事を揉み消したりと、生徒会に賄賂を渡すと聞いていた。

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