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賄賂は君の身体で

第1章 事件です!!

万里は怒る気力も失せ、吸い込んだ息を吐き出し、河原の肩を優しく叩いた。
恐る恐る頭を上げる河原に、微笑を見せてから部長に、心底呆れた物言いで聞く。



「…部長?ただ修理費を提示したんですか?」


「…そうだけど?」



きょとんとした表情の部長に、『へぇー』と言わんばかりの頷きを返し馬鹿にする。



「廃部決定だって言われてそのまま帰って来たと?」


うんと頷く部長は万里の表情にびびっている。


バナナの横に埋めてやろうか!!


と思う…が、万里は必死にこらえた。

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