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カイの前ではＭＩＬが三機、空を飛びながら移動している。
「シャドー俺達は飛べないのか？」
カイはうらやましそうに言う。
「いっとくがお前は初心者だ、空なんて、もっとＭＩＬをうまく乗れるようになってからいいやがれ。」
「バカヤロウ、でしょ？」
「ち、ちげーよ。バカヤロウ。ぶっとばすぞバカヤロウ。」
シャドーはちょっとあわてた感じでいう。
「ぶっとばせるならどーぞ」
カイは挑発する。
「俺は大人だそんな挑発にはのらねーぞ、バカヤロウ。」
「あっそう、そりゃあ残念。」
カイは、前の三機を見ながら飛んでみたくなったのか、シャドーに質問する。
「なあ、飛ぼうと思ったら今飛べるのか？」
「無理。」
「即答だね～ なんで無理なの？」
「カスタマイズしてないから無理。マリアとかから何も聞いてないのか？」
「何も。」
シャドーはあきれた感じで説明し始める。