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カイはマスクをし、プロトの被害のあった街を眺める。
「・・・」

割れたガラス、崩れたビル、焼け跡、カイの目に写るものは初めてのものだった。
「・・・これが、この世界の現実。うん？女の子？」
カイは、数十㍍離れたところからこちら覗いている子供にきずく。
「なんでこんなところに子供が？ オーイ。」
カイは子供に手をふる。
すると、子供は走ってカイから逃げる。
「え？ オーイ、ちょっと待ってよ。」
カイは子供を追いかける。しかし足場が悪く速く走れない。
「あれ？どこいったんだ？」
カイは子供を見失ってしまった。
「あ、これはもしかして。」
カイは子供用のサンダルを見つけた。
「片方しかないってことは、さっきの子のサンダルかな？」
カイはサンダルを持って子供を探す。