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しばらく歩いていると建物が壊されてないところについた。
「どこいったんだろう。」

プロトの被害を受けてないハズなのに、建物はものすごくぼろぼろ。
「ここらへんは廃墟なのか？」

その建物から一人の男が出てきた。カイに向かって歩いてくる。パッと見７～６０代くらいだ。
「あの、どうかいたしましたか？」
「えーっと、ここら辺で七歳くらいの女の子見かけませんでした？」
「みかけてないですが、お連れのお子さんですか？」
「いや、違いますが。」
「では、何かの見間違いなのではないでしょうか？」
「見間違い？いやたしかに見ました。それにほらこのサンダル、女の子が逃げる時に脱げたやつです。たぶん。」

そう言って、カイはサンダルを男に見せる。
「！！」
男はなぜか焦っているように見える。
「どうかしました？」
「本当に知らないんだ！疑うなら家の中を見ていってもかまわない。」
「いや別にうたがってなんか、、、！！」

廃墟かと思っていた、建物から人がこちらを覗いている。カイは、360度ぐるっと周りを見る。こちらを覗いているのは一人じゃない、２０人いや３０人くらいはいるみたいだ。
「な、何なんだ？この街は。」