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「イ、イヴいつからそこに？」
アンドはイヴに近づきながら言う。
「アンドの頭に石が直撃したあたりかな～」
アンドはイヴの前で手をあわせて言う。
「頼む、この事はマリアには、」
「無駄だ！」
アンドはそーと左を見る。
「げっ！！」
「全部見てたぞ。」
マリアはアンドに近づく。アンドは後退りする。
「マリア、ちょっと落ち着けって。なあ？」
マリアはアンドの胸ぐらをつかみ、グッと引き寄せる。
「オメー、うちの夫に何教えてんだ？ああ！」
マリアは眉間にシワをよせアンドを睨む。
「落ち着けよマリア。」
このままでは、マズいと判断したアンドはカイに助けを貰おうと、カイがいた場所を見るが。
「あれ？！マリアちょっと待て、カイの野郎がいねぇ。」
そう言ってアンドはキョロキョロ周りを見る。
「おい！話そらすんじゃねぇぞコラァ！！お前のマスク剥ぎ取って酸素中毒にすんぞ！」
「マリアならやりかねない。」と思ったアンドは、素直に謝る。
「すいませんでした。俺が悪かったです。ごめんなさい。」
「ちゃんとあたしの目を見て謝りな！」
「はい！」
アンドは、マリアの目を見る。アンドとマリアの顔の距離はかなり近い。
「チューしていい？」
ピキッとマリアはキレた。アンドの頭におもいっきりのゲンコツを喰らわす。そして、アンドからマスクを奪い取る。
「イヴ！部屋にもどるぞ！」
「ハーイ。」
アンドは気を失いそうになりながら立ち上がる。
「マリア、イヴ待ってくれよ。俺が悪かったって、」
アンドは、マリアとイヴのあとを追いかける。