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黒川 海 ~世界を変える者たち~

第11章 大人の責任。

・・・・・・・・・
「なんだなんだ?反乱か?」
街では要達が騒ぎを起こしていた。
「バカな奴等だぜ、MILにたいしてシャベルでいどむなんて。」
要達は七体のMILに太刀打ち出来ず、酸素制御塔に追い込まれていた。
「要まだか?」
「ダメだ、あと一体が離れすぎだ。七体まとめてじゃなきゃ意味がない。」
要達は小さな声で話す。
その時、空を飛んでいたリーダーのMILが要達の前に着地する。
「お前ら何のつもりだ?」
「・・・」
「まあいい。これ以上犠牲を増やしたくないんだが。」
「警告だ!子供達を解放しろ。」
要は真剣に言う。
リーダーの後ろにいるMILの操縦者はは健気に笑う。
「なんだ、こいつら自分たちの立場わかってねぇの?」
「これが最後だ、俺達を解放しろ。」
要達は皆敵のMILを睨む。要達の数は男女含め、250人以上はいる。
リーダーは、イライラする。
「それは無理な話だ。お前達は反乱を起こした、罰が必要だな。お前達の子供を半分始末する。」
「それはさせない。」
要はスイッチを取り出す。
「お前が空から降りてきたおかげで、やっとスイッチが押せる。」
「なに?」
要は覚悟を決め、スイッチを押す。

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