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黒川 海 ~世界を変える者たち~

第11章 大人の責任。

「待てよ、逃げる気?」
カイは、リーダーに追いつく。
「フフフフフフ、ハハハハハハ。」
「なにがおかしい?」
「お前のせいで罪のない子供が大勢死んだんだぞ?これほど面白いことはないだろ。」
「なんで、なんで人の痛みがわからないんだ!」
カイは、アンドから借りた銃をリーダーに向け引き金を引く。
「フフッ」
リーダーはまた笑う。
バーン。
ものすごい銃声と共に弾が出る。
リーダーのMILはバリアを張るが、弾は軽くバリアを破壊しMILに直撃する。
「チッ!だが急所は外れた。リボルバーの銃じゃ連射はしづらい。」
リーダーは一気に距離を縮める。
「オラオラどうした小僧?」
「くっ!」
キーン、バキーン、と激しく火花がちるがカイは、上手く反撃できず防戦一方だった。
「うっ!ダメだ!距離をとりたいけど、相手の動きが速くてうまくいかない。」
「カイ!剣を捨てて、素早くリボルバーの引き金を引け、そしてあれを撃て。」
ピピピッと音がなり赤く丸いのが、ある場所をロックする。
「わかった。」
カイはシャドーに言われた通りに撃つ。
「うん?バカめ外れだ。」
カイの撃った弾は、ビルの足元に直撃。リボルバーの威力は抜群で、ビルはBBの方向に倒れてくる。
「よし。」
BBは横にずれる。
「なに?ちくしょ。」
リーダーの方はBBとは逆方向にずれる。
「今だカイ!」
「うん。」
BBは倒れたビルをジャンプし、リーダーの避けた方につく。リーダーは避けた時に剣を落としていた。カイは、銃をリーダーに向ける。
「ま、待て落ち着けって。俺を殺したら大変なことになるぞ。」
カイは聞く耳も持たず、引き金を引く。

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