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黒川 海 ~世界を変える者たち~

第13章 これから、、、

「あ、そうだ。イヴこれお前の受取金だ。」
マリアはそう言ってイヴに封筒を渡す。二つ渡す。
「一つはアンドに渡してくれ。」
「はーい。」
イヴは封筒を受けとる。
「カイ、ついてこい。」
「どこ行くんですか?」
「予言者のとこだ。」
マリアとカイは施設を後にする。
「へー、ホーム内ってかなり都会なんですね。」
街は人が多くにぎやかで、まるで東京の新宿みたいだ。
「まあな。」
「そういえば、何でマリアさんは予言者のとこに行ったんっすか?」
「あたしも結婚の事を考えててな。」
「え?マリアさんってそんな歳なんですか?」
マリアはカイをにらむ。
「あたしの歳がききたいか?」
「できれば、」
「二十歳だ。」
「え?」
「だから、二十歳だ!」
「まだ、若いじゃないですか、何で結婚を急いでいるんですか?」
「ここでは、遅くても24歳までに結婚しないと負け組になるんだよ。」
「へー、ついでにアンドさんてイヴさんは何歳くらいなんですか?」
「あたしと同い年だ。」

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