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みえない鎖

第2章 出会い

「・・・目が覚めたのか」

起きた事に気が付いたらしく、両腕を改めてしっかりと身体に絡めてくる。

アキは上半身裸で、程良く引き締まった身体を曝け出している

・・・事を自覚してしまうと、急にドキドキが復活するのが解る。

「顔が赤いな。何考えてる?」

「何も?」

平常心、平常心。

っと自己暗示をかけてみるものの、アキは容赦なく手で顔を自分の方に向かせて、

「考えるなら俺の事にしろ」

そういうと、ゆっくりと唇を重ね・・・、

そうになるところで、自由になる手で、アキの口を塞ぐ。

「おい!」

手で口を塞いでいるから、こもった声が聞こえた。

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