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みえない鎖

第2章 出会い

目が覚めると、部屋の中は暗く、間接照明1つがほのかについている。

見覚えの無い部屋。
窓も無い事に気づく。

・・・どうやら連れてこられたのはラブホテルの様だった。

動かせる範囲で首を動かし、現在の状況を確認すると、密着している彼の方見る。

アキは何故か上半身裸で、私にまとわりついて寝ている。

動かせる手を使って、状況を確認すると、バーで来ていた服と同じ状態みたいで、

どうやらアキとは何もしなかった・・・みたい。

気になる人とラブホテルにいる以上、したい、という気分に全くならない事はないけど、

まだアキがどう思っているか解らない以上、本能のまま突っ走る気分に未だなれなかった。

アキとそうなってもイイ!!と即決出来ない自分に苦笑い。

ある意味、チャンスなのに。

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