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みえない鎖

第14章 加速

「昨日の夜も旨かっただろ」

「・・・知らない」

食べ終わって、の部屋への帰り道。
エロエロモードが抜けきらないアキは、手を繋いで歩きながら、そんな事をこそっと囁く。

そのおかげなのか、全く周りの視線が気にならなかったのは、良い事?・・・どうなんだろ。



部屋に戻り、チェックアウトする為の仕度を整える。勿論、ピルも飲んで。

多分何もない筈だけど・・・と思いつつ携帯に電源を入れる。

携帯の電源まで消した記憶はないから、アキが消したのかな?

って軽い気持ちで携帯を見ると、

同じ番号の着信履歴数十件に、メールが入ってた。



アキに会うきっかけになった、私をメールで簡単に切った筈の、

・・・彼、から。

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