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みえない鎖

第16章 彼の領域

・・・あれから。

私を何度も何度も責め立てるアキ。

服を着たあの状態で数度。
服を脱がされて数度。
下着を全て脱ぎきって数度。

・・・もう何度イッたか覚える余裕はないし、私自身の身体なのに自由に体が動かせない。

全身を覆う鉛のような重さがまとわりつき、なすすべなく四肢を放り出して、

それでも唯一熱を持ち、意思に反してアキに追随する身体の中心部、奥底からは絶えず液体が流れ出て、

私の服を、下着を、そして真っ白いシーツを、私自身を、そしてアキ自身さえ、濡らし続けている。

そして昨日と違うのは、攻め立てられてる間のアキの言葉。

快楽の海に投げ出されて、私の耳が上手く言葉を拾わないから、何を言っているのかは解らないけれど。

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