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みえない鎖

第17章 回想

瑠璃は未だ意識を落としたままだ。

とりあえずタオルケットを瑠璃にかけ、部屋の明かりを落とし、瑠璃にキスを一つ落として部屋を後にする。

シャワーを浴び、リビングに戻ってコンビニの袋から、ビールを取り出し飲むも・・・。

「マズ」

ビールはぬるいと不味い。

そして、不味いというか、面倒なのはそのショウタが瑠璃に接触したがってる・・・かもしれない。

瑠璃を今日ホテルから送った後、そしてバイトが終わる瑠璃を待っていた駐車場。

どちらも同じ男がいて、瑠璃の姿をじっと車の中から追っていたのを、瑠璃は気付いてるのか気付いてないのか。

スーツ姿で、年は20代半ば。
そして・・・車。

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