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みえない鎖

第18章 微妙なずれ

昨日の夜、攻められ続けて気がつけば部屋の中は明るい。どうやら朝で、相変わらず寝ててもしっかりアキに拘束中。

・・・大分慣れたけど。

怒涛のように毎日肌を合わせれば慣れる所は慣れる。

余裕が無い、と言いつつ、私を翻弄しちゃうから、余裕が全く無いわけでもなさそうで、

寝顔はやっぱり若干いつもより幼くなる顔。

つんつんと頬をつついても反応がない。

頬を撫ぜてみる。男性特有のひげがチクチクと手を刺激する。余分な肉の無い精悍な顔は、何度見ても見飽きない。

ちょっと好奇心が湧いて、ゆっくりと顔を近づけて、唇を合わせてみる。

お互いの柔らかい唇が合わさっても、アキの反応はない。
ここまで熟睡って珍しい気がする。

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