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みえない鎖

第25章 強行突破

「そこまで嫌がる事無いだろう。むしろイイって言わせたいのに・・・あぁ、そうか」

手が拘束された事によって、黒く塗りつぶされていく何かに覆われる中・・・ショウタは楽しげに、スーツジャケットのポケットから何かを取り出す。

「瑠璃が、素直になる方法、あったなー」

そして何かを口に含むと、下あごを掴んで、強引に唇を合わせてきた。

「やっぁっんっんんんっんんんんんんっ」

ショウタが上で私が下。合わさった唇の中、重力に逆らう事なく、
ショウタが含んだ何か・・・錠剤?が、口うつしで私の口に転がる。

・・・何、何何何っっっ?

飲み込んではいけない事は解る。けど、錠剤を口うつしされた後、自由自在に口内を犯すキスを繰り返すショウタに気を取られ、

ゴクンッ

それは非情にも喉を通った。

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