無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

急に焼く様な眩しさに、一瞬で視界が奪われて、反射的に目を瞑る。

次に「お前っ！」という切羽詰まったショウタの声。間髪置かず、ドカッ、という音が耳に飛び込むと同時に、

「イテぇッッ」

ショウタの呻くような声に近い低い声が耳に届いた、とこれまた同時に身体の上の重りが無くなる。

「・・・？」

何が起こったか、展開が早い上に蛍光灯の光に目が慣れず、まだ確認できない・・・。

「・・・何？」

無意識に呟く声は、戸惑いを含み、身体を覆っていた緊張は圧迫していたショウタが、いなくなった事で少しほぐれる。

やがて、柔らかく絡みつく腕と・・・慣れた煙草と彼の匂い。

「・・・アキ」

アキは返事の代わりに、私の身体に絡める腕に、少し力を込めた。